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パチンコの回転率の算出方法

 パチンコの立ち回り管理カテゴリー前回のブログ記事では、初当たりの発生頻度の計算方法を説明しました(前回のブログ記事「パチンコの初当たり発生頻度の計算」はこちら)。今回はパチンコの回転率の算出方法について説明します。

 今回のテーマであるパチンコの回転率とは、デジパチを打ったときに1000円分の球数で回せるデジタルの回転数のことを言います。当然、回転率が高いパチンコ台の方が同じ投資金額で多くの大当たり抽選を受けられるわけですから、勝ち易いパチンコ台と言えます。パチンコの立ち回りでは、回転率の把握が勝つための最重要のポイントになります。では、いったいどれだけの回転率ならプラス収支が見込めるかというと、これはパチンコ雑誌によく書かれているボーダーラインを超える回転率なら、基本的には期待収支はプラスになります。

 基本的にはと書きましたが、雑誌でボーダーラインを計算している条件と、自分が実際にパチンコを打つ時の条件が合っていないと、雑誌に書かれているボーダーラインをそのまま参考にすることはできません。具体的には、換金率(店毎に違います)、大当たり出玉(釘調整で変わります)、プレー時間(人によって違います)といった条件が、パチンコ雑誌の計算条件と合っている必要があります。

 ボーダーラインの詳しい説明については下記のサイトの記事を参考にしてみてください。

パチンコのボーダーラインと換金率

パチンコのボーダーラインへの出玉およびプレー時間の影響

 さて、実際のパチンコ店での立ち回りでは、パチンコを打ちながら自分が打ち込んだ球数とデジタルの回転数から回転率を計算し、自分が打っているパチンコ台がボーダーラインを超えているのか常にチェックする必要があります。回転率のチェックは、現金投資をしている間は簡単にできます。単純に自分が回したデジタル回転数を投資金額(1000円単位)で割ればいいだけです。難しいのは大当たり後の時短が終了してからです(回転率の計算は確変時短中を除いて行います)。

 持ち玉遊戯になってからは、自分がハンドルを触っている時間を計測して、消費した球数を計算します。パチンコ台は1分間に100個の玉を発射するように設定されているので、ハンドルを触っていた時間(分単位)×100個が総発射球数になります。これをDtとします。Dt個の玉を打つ間にk回デジタルが回ったとします。この場合、k個の玉がスタートチャッカーに入賞したことになるので、スタートチャッカー入賞時の払い出しをa個(現在の主流は3個)とするとa ×k個の玉が払い出されます。したがって正味の消費球数Dlは次の式で表されます。

Dlを1000円で買える(厳密には借りる)球数である250個で割れば、消費球数を金額に換算できます(1000円単位)。そして、デジタル回数kを換算した金額で割れば回転率が求まります。まとめると回転率xは以下の式で計算できます。

長時間プレイするときは現金投資の遊戯と持ち玉遊戯が混在します。この場合は上記のDlは持ち玉遊戯分に現金投資分の球数(1000円当り250個)を加えたものになります。

 回転率の算出方法は以上です。さて、実際にパチンコを現金投資で打っている時に回転率を計算してみると、1000円打つ毎に回転率がかなりばらつきます。当然、投資金額1000円よりも、10000円とか20000円を打ち込んでから回転率を計算した方が、平均化するデータ数が増えて、ばらつきが小さい妥当な回転率の値が出てきます。しかし、できれば少ない投資金額で、自分が打っているパチンコ台の回転率がボーダーラインを超えているのかどうか判定したいところです。と言うことで、次回の記事では、具体的にどの程度の投資金額でボーダーライン超えを判定できるのか説明したいと思います。

 今日はここまで。





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