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負けない!パチンコ、パチスロ立ち回りの教訓 > パチンコ立ち回り管理に必要な知識 > パチンコの年間期待収支(打つ人のタイプ別編2)

パチンコの年間期待収支(打つ人のタイプ別編2)

 パチンコの立ち回り管理カテゴリー前回のブログ記事では、打つ人のタイプ別にパチンコの年間期待収支を説明しました(前回のブログ記事「パチンコの年間期待収支(打つ人のタイプ別編)」はこちら)。今回は同じテーマの追加記事です。

 前回は大海物語M56を例に、サラリーマン、セミプロそしてパチプロが1年間パチンコ打った場合の期待収支について説明しました。現在のパチンコは大海物語M56に代表されるフルスペック機と、スーパー海物語SAEに代表されるデジハネの2種類が主流となっています。そこで、今回はデジハネのスーパー海物語SAEについて打つ人のタイプ別に年間期待収支がどうなるか説明したいと思います。前回の大海物語M56と今回説明するスーパー海物語SAEの2機種の年間期待収支を知っていれば、他の機種も大体この2機種のどちらかと近いスペックになりますので、パチンコで立ち回るときの期待収支やリスクを掴むことができると思います。

 さて、計算の条件となる年間の総回転数は前回の記事で説明したように、普通のサラリーマンで180000回転、セミプロで360000万回転、パチプロで720000回転として計算しました。また、収支は等価交換店で1年間打った場合について計算しました。下の表に計算結果を示します。平均期待収支は台の回転率がボーダーライン(BL)-3回転からBL+3回転の7つのケースについて示しています(スーパー海物語SAEのボーダーラインはこちらの記事)。また、勝率(年間収支がプラスになる確率)と期待収支の標準偏差(σ)も表示しました。期待収支は平均収支±3σの範囲にほとんど収まると憶えておいてください。また、勝率が0%や100%と表示してある欄がありますが、これはほぼ0%(0.1%未満)あるいはほぼ100%(99.9%超)という意味で、完全に0%や100%にはなりません。

年間平均収支および年間勝率のタイプ別比較(スーパー海物語SAE)
サラリーマンセミプロパチプロ
年間総回転数n180000360000720000

平均収支(100万円単位)

収支の右()内は勝率/%

BL-3-1.87 (0)-3.74 (0)-7.48 (0)
BL-2-1.17 (0)-2.34 (0)-4.69 (0)
BL-1-0.55 (2)-1.11 (0.2)-2.21 (0)
BL0 (50)0 (50)0 (50)
BL+1+0.50 (97)+0.99 (99.5)+1.98 (100)
BL+2+0.94 (100)+1.89 (100)+3.78 (100)
BL+3+1.35 (100)+2.70 (100)+5.40 (100)
標準偏差σ(100万円単位)0.270.390.55


 まず、普通のサラリーマンのケースを見てみると、回転率がボーダーライン以上の台を1年間打った場合、回転率にもよりますが、50万円から135万円くらいのプラス収支が期待できます。標準偏差を考慮すると、運が良ければ200万円を少し超えるくらいのプラス収支が期待できます。大海物語M56に比べると少なめの期待収支になりますが、その分勝率はかなり高くなります。回転率がBL+1回転で勝率97%、BL+2回転以上で勝率がほぼ100%ですから、年間の平均回転率がボーダーラインを1回転以上上回ることができれば、年間収支がマイナスになる確率は非常に低いと言えます。大海物語M56では回転率がBL+1回転の台で勝率83%でしたから、スーパー海物語SAEは回転率がボーダーラインを超える台を打てれば、かなり勝ち易い台と言えます。ただし、回転率がボーダーライン以下の台を打った場合、逆に確実にマイナス収支になる台であるとも言えます。大海物語M56では回転率がBL-1回転の台を打った場合でもプラス収支になる確率が14%ありましたが、スーパー海物語SAEではわずか2%です。BL-2回転以下の台では勝率ほぼ0%です。このようにスーパー海物語SAEは回転率がボーダーラインを超えるかどうかで勝敗がはっきり出る台です。運だけでは勝てない台ですから、釘読みと回転率のチェックをしっかり行うことが必要になります。

 セミプロやパチプロの収支についてみると、回転率がボーダーライン以上の台を打った場合、期待収支はセミプロがプラス100〜300万円弱(標準偏差を考慮すると400万円くらいまで)、パチプロがプラス200〜500万円強(標準偏差を考慮すると700万円くらいまで)となり、期待収支はやはり大海物語M56に比べて少なめの金額になります。ただし、回転率がボーダーライン以上の台を打った場合の勝率はかなり高くなります。回転率がBL+1回転以上の台が打てれば、年間収支でマイナスになることはほぼ無いと言えます。釘がしっかり読めるセミプロやパチプロにとって、スーパー海物語SAEのようなデジハネは安定して稼げる台と言えます。

 以上のように、 スーパー海物語SAEは良い意味でも悪い意味でも収支が安定している台と言えます(回転率がボーダーライン以上の台を打てれば安定して勝てますし、ボーダーライン以下の台では安定して負けます。)このことは、収支の標準偏差を見ればわかります。スーパー海物語SAEの年間収支の標準偏差は大海物語M56の標準偏差の半分以下になっていますので、平均収支に対する収支のばらつきは小さく安定していると言えます。それだけ、釘調整に対して素直に収支が決まる台ということになります。このことは、当然パチンコ店も良く知っていますので、通常営業ではデジハネの釘はかなりきびしく調整されています。ですから、デジハネを打つ場合は釘読みと回転率のチェックをしっかり行うことが非常に重要となります。

 パチンコ店ではよく「デジハネは確率が甘くて遊べます」とPRしていますが、このキャッチコピーには「ボーダーラインを超えていれば」という言葉が抜けています。回転率が低ければ、初当たり確率が高くても遊べるどころか投資が嵩んで負けてしまいます。初当たり確率が甘いからと言って勝ち易いわけではないということを良く理解してください。

 デジハネは通常営業では釘がきびしくて、なかなか打てる台を見つけるのが難しいですが、新台入れ替え時やイベントでは積極的に狙っていい台です。パチンコ店が多くある地域に住んでいる人であれば、頻繁にデジハネの新台入れ替えがあると思いますので、新台イベントだけはしごして打てばかなり安定して稼げると思います。新台入れ替え時のデジハネと通常営業時の店の主力機種の優秀台をうまく打ち分けていくことが、パチンコの立ち回りの戦略では重要になります。「打つべき台を打つべきときに打つ!」を心掛けてください。

今日はここまで。





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